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６月２０日（金）、本校の全校生徒が沖縄県糸満市の平和記念公園を訪れ、平和学習を行いました。
「慰霊の日（６月２３日）」に合わせたこの学習は、沖縄戦の歴史と向き合い、

命の尊さについて考える貴重な時間となりました。

はじめに平和祈念ホールでは、でジタルクリエイションコース２年の生徒３名によるプレゼンテーションが行われ、

沖縄戦にまつわるクイズなども交えて紹介されました。 

続いて、公園職員による講話では大規模な戦争に発展していく流れを時系列で説明していただき、

戦争が当時の人々の生活にどれほど深い影を落としたのか、その実相に耳を傾けることができました。

その後、生徒たちは戦争資料の展示室を見学しました。そこには戦時中の生活や証言、

そして当時の生々しい写真や資料が並び、思わず目を背けてしまったようです。
戦争というものを現実として感じることが難しい今の私たちにとって、

これらの展示は戸惑いや混乱を伴うものであったかもしれませんが、

生徒たちは一人ひとりが真剣に向き合おうとしていました。自分には関係のない“遠い過去”に思えた出来事の中にも、

なにか大切なものを見つけてくれていたら——そう願わずにはいられません。

平和とは当たり前にあるものではなく、多くの犠牲の上に築かれていること。

その重みを少しでも心に留めてくれたのなら、この学習の意味はきっとあったと思います。