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【学園情報】<未来へいっぽにほ>専門学校を知った日

2025.12.07 ニュースリリース

初回(10月12日)のコラムで私は、17歳の時に大学進学で教員免許を取得するという“地図”の話をした。なぜ中高の教員免許を取得して専門学校で働いているかというと、KBC学園グループに高校の卒業資格が得られる「高等課程(KBC高等学院)」があるからだ。そこで世界史の教員を募集していたのが始まりだ。現在は現場を離れ学園本部で広報を担当しているが、生徒たちと経験した日々は今の業務でも生かせることが多い。

 

私は専門学校のカリキュラムを知るまで、教員免許が絶対的な証しであり「先生」と呼ばれる所以(ゆえん)だと思っていた。しかし専門学校は中高のような教員免許は必須条件でなく、授業の担当は業界の第一線で活躍していた方や現役のプロたちだ。業界を熟知した経験者が次世代を担う若者のために技術や現場で使用している道具を多用し、教壇に立っている。

 

言い過ぎかもしれないが、情熱を一点に注ぐ指導者、学生たちの迷いない視線、教室を包む活気に満ちた雰囲気…。何もかもが私にとって初めての体験だった。多くの専門学校は2年で卒業のため、学生の真剣度は高い。「この授業は単位が取りやすい」「1限目の授業は朝早いから嫌」などと考え、ただ大学に通っていた自分が恥ずかしく思えた。学生たちの「学びや」はプロ同等の「現場」だと感じた。

 

また専門学校は技術や資格だけではなく、社会人として必要なマナーや振る舞い、コミュニケーション能力といった“人間性教育”にも力を入れている。大学でこうした教育を受けてこなかった私にとって興味深いカリキュラムだった。次回、エピソードも交えてつづっていきたい。

 

 

琉球新報社の許可を得て転載

https://ryukyushimpo.jp/news/education/entry-4844960.html

 

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